モアモアカタログ 2003 春号に掲載された盤をいくつか紹介いたします(最新カタログ掲載盤の紹介は今しばらくお待ちください)

状態の記述のないものはおおむね問題のないものです。

画像が汚くてすいません。

 

 

Vol.1 へヴィメタル カタログから

bjorn stiggson/together with friend 1989年作、アメリカ盤CD、ジャケット、盤共ある程度不良、4000円

→現在では以前ほどではないものの、日本における北欧メタルの人気は非常に高いものがありますが、そのなかで彼は、クリスチャンメタルバンドとしてもしられるLEVITICUSの中心人物であり、のちにメロディアスなAOR的サウンドで人気を博したXTを結成した人です。ある意味では“ブーム”の中心にあった彼の、その直前にひっそりと発表されたソロ作。参加メンバーは、voはXTでの相棒で、伝説的バンドMOTHERLODE(今回、レアアナログ掲載)のvo,sonny larsonとLEVITICUSのvoの他女性リードvoの曲も2曲あります。音は北欧メタルとメロディアスな産業ロックが交じり合ったようなメロディアスな佳作といえると思います。なかなかレアな盤でもあります。

 

foxy roxx/shake the foundation 1995年作、アメリカ盤CD、ジャケット、盤共少し不良、1500円(最上部にジャケット)

 →バンド名からも想像されますが、かなりメイクがきついマイナー4人組グラムメタルバンド。ほぼ自主に近いと思われるレーベル名は「glam slam」、裏ジャケには「stay glam!」の文字があることからわかるようにかなり気合いが入ってます。音はとにかく明るい、ハノイか、ポイズンか、はたまたマイナーどころではULTRA POPかというようなご機嫌かつキャッチーなロックンロールが全編を占めます。1曲目を筆頭にメロにはフックがかなり多くあり、分厚いコーラスも印象的で、タイトル曲ともいえる10曲目等かなりのかっこよさのような気はします。4曲目は“home sweet home”的バラード。ジャケの写真からするとライブハウスでの活動は活発だったようです。

 

Haven/haven 1995年作、アメリカ盤CD,ジャケット不良、3000円

1990年の「your dying day」、1991年の「age of darkness」と、1st,2ndは比較的日本にも入ってきたクリイスチャンHMバンドHAVEN。ハイトーンvoと複雑な展開でいわゆるQ.ライチ型といってよいドラマッチックな音でした。掲載盤は「haven」(95)というタイトルで1曲目がバンドのテーマ曲ながら3rd。よりマイナーなレーベルに移って人知れず発表された作品です。音は1st,2ndの延長線上にあるもの。この後97年にも作品あり。

 

Mad/taboo of the western world 1991年作、アメリカ盤CD,盤、ジャケット少し不良、2000円

→カナダ出身の4人組。fringeに残されたおそらく唯一の作品は、ある意味でメタル然としたイラストのジャケの本作はある程度の展開を用いたスラッシュ/ハードコアといえる音。voがハードコアよりなので、もう少しHM的であればとは思うのですが、演奏はメタルであり、曲も6分を越えるものもあり(全8曲)、サンクス欄にはSACRIFICE,OBLIVEON,FORBBIDENなどがあることからも、HMの範疇にあったバンドといってよいでしょう。アンスラックス、DRI等に近いといえますが、すでに指摘しましたようにこの手の音では珍しい大作主義が特徴。リズムチェンジを多用する5曲目などドラマチック。この意味では同国のアナイアレイター等も想起させます。軽めの音作りながらツーバスが気持ちよいです。ドラマチック・ハ−ドコアとも表現すべき音でしょうか。

 

 

 Vol.2 AORカタログから

 

Colortone/colortone 1988年作、アメリカ盤CD、ジャケット、盤少しすれ、3000円

 →“クワ・ライ”ばかりが有名になってしまい、ともすれば印象の悪いpashaレーベルは、その社長spencer profferの類いまれなる才能により、まさに売れ線の産業ロック作を数多く世に送り出しました。その中でもよりマニアックな本作。keyを含む4人組でおそらく唯一の作品でしょう。1988年という時代を反映してか、やや軽めのuk勢に影響されたいかにもヒットチャートにありそうなポップな音。プロデューサーはAORの名プロデューサー/ソングライターそしてプラネット3のメンバーとしても知られるglen ballard氏です。当時日本ではまずみなかった記憶がありますし、CDはよりレアと思います。

 

keith chagall/angels on the fault line 1994年作、アメリカ盤CD、カット盤、盤少しすれ、2000円

→クリスチャンAORをやっているシンガー/ソングライターで、クリスチャンレーベルのなかでもややマイナーなところからの作品。基本的には彼自身が弾いているアコースティックギターが音作りの中心にある非常に美しいAOR。1曲目のサビの美しさには息を飲みます。ただ、例えばロビー・ブキャナン、マイケル・トンプソン等が参加した7曲目を初め6曲目などはシカゴ的AOR。そして最大の名曲は11曲目に同曲のスペイン語ヴァージョンも収められた5曲目。あまりに美しいバラードが涙を誘わずにはいません。この曲だけでも価値はある作品でしょう。10曲目は、彼のアコギ(ソロもたっぷり)を十分に生かしつつ、乗りのよいリズムを導入した新しい解釈のビートルズの名曲“while my guitar gentry weeps”のカヴァーも収録。これまた楽しめる仕上がりになっております。

 

ma Kelly/ma Kelly 1990年作、アメリカ盤CD、ジャケット、盤共わずかに不良、3000円

ma Kelly/some live some hot 1991年作、アメリカ盤CD、3000円

ma Kelly/banned america 1993年作、アメリカ盤CD、2000円

ma Kelly/change in weather 1996年作、アメリカ盤CD、1500円

→アメリカ、インディアナポリス出身のkeyを含む5人組。4枚の作品を掲載しましたが、番号がバンド名を略した「MK1」「MK2」「MK3」...といったことからわかるように自主制作的な作品で、ローカルレベルの活動をしていたバンドのようです。1stの恐ろしくチープなイラストから作品を重ねるごとにジャケの質が上がっていくのは笑えます。4thはイギリスにてあのメロディアスレーベル(としてかつては知られた)FM/revolverレーベルからも出ていたようです。このことからわかりますように、keyを大きく押し出したところに特徴があるメロディアスHRです。誤解を恐れずにいえばAC/DCのような骨太感のあるずっしりとしたHRをベースに、スペーシーな感さえあるkeyがからみ、ホロリとくるようなグッドメロをかなり力量があるvoが(サムソン末期のnicky moore+サンダーのvoみたいです)力強く歌い上げるというような感じ。AC/DCという名を出しますとメロディアス派の方は敬遠されるかもしれませんが、それほどにギターリフ、ドラム等の演奏がきれあじが鋭く、それに非常に素晴らしいメロがのっている、という感じの音なのです。よりアメリカンでkeyが多く入るTHUNDER、ダム・ヤンキース、ネルソンをよりハードにした感じ、KICK AXEというような感じといえばよろしいでしょうか。ともかくメロのよさは保証できます。1stではより産業ロック的な曲が多く、その後作品を重ねるごとにハードな印象が強くなっていくのですが、どの作品でもグッドメロとハードな演奏の融合が楽しめます。しかもさすがにアメリカの懐の深さ、マイナーどころでありながら演奏の水準もかなりのものでkeyワークも楽しめます。いずれにしても1st,2nd等のある意味でひどいジャケからは想像しにくい高水準メロディアスHRバンドで、そのために見過ごされてきたかもしれません。あまりにアメリカ的なものや骨太な感じが苦手な方以外のすべてのメロディアスファンに自信をもってお勧めできます。

 

Measure/close to madding crowd 1993年作、デンマーク盤CD、3000円

 →詳しいことは全く不明ですが、デンマーク出身の3人組の作品。elapなるまったく聞いたことのないレーベルからの作品ですが、なかなかの水準をもった作品といえます。透明感のあるAORで、張りがありつつなかなかハードなギター、ハイトーンvo等を擁しているところなど、LA出身のマイナーAORバンド、80年代初期のクリスチャンAORといっても納得できる水準に達しているといえる知られざる作品です(歌詞は全曲英語です)。同国ではあのKUDASAI(位しか思い付きませんが)、また隣国のTIME GALLERY等に十分匹敵する作品といってよいでしょう。日本ではまずみないですが、他に作品があっても不思議でない素晴らしいAOR作です。正直、聞いた際はその洗練されたAORぶりに驚きました。

 

ONE TWO/getting better 1993年作、デンマーク盤CD、2500円

→デンマークのメジャーレーベルに残されたセクシーな女性2名のデュオ。歌詞は英語で他にも数作あるようで、本国ではかなりビッグネイムのようです。北欧女性2名というとアバを思い出しますが、それよりも音はかなりハード。AORの範疇にはあるのですが、よりロック色が強い印象があります。となるとやはりハートに近いといえるでしょう。力強い歌唱もそれに通じるものがあります。性別の違いこそあれ、個人的にはややポップになったHONEYMOON SUITE位の印象を持ちました(ギターなかなかハードです)。いずれにしても日本にはあまり入ってこなかった知られざるAOR名作といってよい出来ではあります。演奏もタイト。

 

Sneakers/rou’let 1982年作、デンマーク盤CD、3500円

→あのAORバンドではありません。とくに80年代前半に活躍したデンマークの女性voを中心とした6人組。音はAOR的な洗練されたメロディアスなものでありながら、ハードな産業ロック的な面、また時折壮大かつ凝ったプログレハード的(keyソロあり。)な面を見せる美しいメロディアスハード。正直あまり知らなかったバンドなのですが、それが不思議なくらい非常に高度な音楽性を見せます。個人的には、ASIA初期を一番思い出したのですが、そうかと思えば洗練されたAORを展開します。いずれにしても素晴らしいkeyワークも含め素晴らしいメロを堪能できるバンドといえるでしょう。今回は82年の「rou'let」を(歌詞自国語)を掲載しましたが、他にもあるやもしれません。のちにこの女性vo,sanne salomonsenはソロとして非常に数多くの作品を残し世界的な成功を収めたようですが、その彼女がいた、というだけで語るにはもったいなすぎる素晴らしいバンドです。

 

sound track/starlight express 1987年作、日本盤CD、1500円

 →30代半ば以上の方には記憶にあるかもしれません、このミュージカル。出演者全員がローラースケートを履いて行うというそれで、世界的ヒットの後日本公演が行われ、某テレビ局による異常なまでの宣伝で内容はよくわからないのにその名前だけは刻まれてしまった方も少なくないと思われます(現在の「○ダム」のような感じと考えて下さい)。そのアメリカ盤のサントラ。アルバム全体のプロデュースがビリー・ジョエルとの仕事で知られるフィル・ラモーン。いかにもサントラ的な曲が並ぶ中で目玉は1曲目。エル・デバージが歌う美しいバラードのタイトル曲。さすがにメインテーマ、素晴らしいメロディです。しかもこの曲だけジェイ・グレイドン・プロデュース。この曲だけでも価値のある作品でしょう。他にはフィルの秘蔵っ子というハイトーン男性vo,peter hewlettが歌う2,4,8曲目辺りが素晴らしいAORです。

 

vanity kills/2 die 4  1991年作、アメリカ盤CD、1000円

→本作のアルバムタイトルと同じ名HMバンドがありますが、Vanity killsがバンド名です。アイドル的ルックスの男性3名で、ハードさとダンサブルな感覚を備えたいかにも売れ線のハードポップ。5曲目を筆頭にノリのよい産業ロックととらえてもよいでしょう。A-HA等をハードにした感じともいえます。hollywoodというHM系もだしていたレーベルからの作品です。

 

 

 

 

 

 


 *最新カタログでは以上のような盤をはじめ1800枚ほどの盤を掲載しております。以上に関してのお問い合わせは勿論、ご質問その他等ございましたらお気軽に、moremore@mbk.ocn.ne.jpまでお寄せください。どうぞよろしくお願いいたします

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