| タイトル |
対談者 |
収載本・初出誌 |
備考 |
| ・クライスラーを教室で |
白石かずこ |
初出・「あんさぶる」1月号1986年
KAWADE夢ムック「森茉莉 天使の贅沢貧乏」に収録
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渡欧中にベルリンで、クライスラーの音楽会にいった話から、「七つで始めたピアノ」、「父のこと」、「オペラ座のことなど」、「甘い蜜の部屋」、「ラドンナエモビレ」、プリューニエ」、「コックさんの歌」、「大統領の胸のバラ」、「かずこの評がすてき!」、「罪と罰の世界」、「百人一首」、「サケの白ソースで面目施す」、「羽つき」、「精神的な恋人」のことを親友白石かずこと楽しくお喋りしている。白石かずこは、主に聞き役。
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| ・気紛れ「ことば」対談 |
吉行淳之介 |
初出・図書新聞1979.4.14
所収・吉行淳之介対談集「夢・鏡・迷路」1981年
KAWADE夢ムック「森茉莉 天使の贅沢貧乏」に収録
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漢字遣いや、文章について。「想ふ、思う、おもう」、「あまりたくらまない文章」、「飛ばないちょうちょ」などの副題がついている。
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| ・父・森林太郎 |
三島由紀夫 |
対談 日本の文学
1971年 |
森茉莉の回想に、三島由紀夫は主に聞き役にまわっている。父親との永遠の別離となった、茉莉が洋行する際の見送る鴎外の寂しげな様子が、薔薇の出たばかりの優しいトゲのように胸に刺さってずっととれることがないのだと語る茉莉に、三島由紀夫は「なるほど、これはほんとにいいお話だ」と話をしめくくっている。写真付き。
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| ・ヰタ・セクスアリスを告白する |
大熊信行 |
私の美男子論
初出誌:潮73年11月号 |
対談相手の大熊氏は経済学者。明治生まれで山の手育ちの男女の性愛観が表れているような内容なのだが、森茉莉は「相手の方がコ−コツで、途中で居眠りなさったりしてタイヘンでした」などと編集者に手紙を書き送っている。
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| ・老いもまた楽し |
萩原葉子 |
私の美男子論
初出誌:婦人公論77年2月号 |
室生犀星の思い出話から、それぞれの家族の話、創作についてなど。森茉莉が「葉子さんの家の方が私の部屋より片付いているけど、独特に飾っていない」とちょっとイバッテいるのが面白い。この頃森茉莉は、ダメおやじを読むために「少年サンデー」を購入していたようだ。週刊誌の切りぬきを小説のモチーフにする話がでた際、萩原葉子にブリアリの話をふられて「ブリアリに夢中だったけど、今はピーター・オトゥウルなの」と答えて「そこが悪魔なの」と萩原葉子が笑うところで対談は終っている。
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| ・父と娘の深い恋愛 |
矢川澄子 |
「父の娘」たち
初出誌:波75年8月号
KAWADE夢ムック「森茉莉 天使の贅沢貧乏」に収録
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10年掛かりのライフワーク「甘い蜜の部屋」完成後の対談。「甘い蜜の部屋」の話が殆どだが、最後に「小説は面白い方がいいと思っているので、何とか面白く書こうとしているの。偉い人でも面白くないのがあって、例えば鴎外みたいのなんかはあんまり、ね」と語っているのが可笑しい。
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| ・女ってみんな馬鹿ね |
丸山明宏 |
話の特集1970・2月号
KAWADE夢ムック「森茉莉 天使の贅沢貧乏」に収録 |
まさに怖いものなしの二人の対談。まず、お互いの印象について森茉莉は「寸描」、丸山明宏(現・美輪明宏)は「現代の妖精マリさん」という題で小文を寄せている。
対談の内容は、茉莉の小説の話、恋愛について、丸山明宏の舞台「毛皮のマリー」、「黒蜥蜴」についてなど。
女は馬鹿であると断定しているが、茉莉は馬鹿が嬉しいので女でいいと語っている。そして、結局男も馬鹿であるという話になっているのが面白い。
目次の前書き欄の森茉莉の欄には、「『枯葉の寝床』を仏訳してもらってブリアリに贈りたいそうです」とある。
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| ・父の魔法の眼鏡の中で |
渡辺淳一 |
私の美男子論
初出誌:J・J 81年4月号 |
渡辺淳一が、森茉莉の兄於菟の解剖の本で勉強したという話から、鴎外や息子たちのこと、魅力的な男性について、アラン・ドロンとブリアリのイメージから小説を書いたことなど。恋愛について、言葉にしろ何かの手段がなければいけない。テクニックをもたない人は結局駄目なので、自分は心の中だけでのことと語っている。
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| ・あなたも私もキョーフ症 |
桃井かおり |
婦人公論68号 83年4月 |
お互いに会いたいと思っていた同士の対面。森茉莉は、インタビュー嫌いの桃井かおりに気を使ってなるべく顔を合わせないようにしながら、手に隠し持った手鏡で桃井かおりをひそかにうつすという他の人ならなかなか思いつかない行動にでている。子供時代の話、恋愛観などにお互い共通するものを見出したようである。女優桃井かおりへの率直な感想を語ってもいる。
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| ・ネコは気ままに男は誠実に |
岸本加代子 |
婦人公論69号 84年2月 |
岸本加代子は目が離せない病気の子猫(家では12匹飼っていた)を連れて登場。そこからいきなり森茉莉が百日咳にかかった時に安楽死させられそうになった話にとび、ジュリエットのモデルになった黒猫の話や岸本家の猫たちの話をしたり、鴎外を主人公にしたドラマ「獅子のごとく」で岸本加代子が少女時代の森茉莉を演じていた話題がでて「あなただって知らなかったけどきれいな娘さんだって思ってたの」と岸本加代子に語ったりしている。最後に森茉莉に「仔猫みたいに目がクリッとしていて、本当にネコみたいね」と誉められて岸本加代子がお礼を言っている。
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| ・舞台と客席と |
朝倉摂 |
国立劇場 第二十回 十二月歌舞伎公演 パンフレット
1968.12.3 |
幼少時から歌舞伎に親しんできた二人の対談。森茉莉は、震災前の歌舞伎座の様子、当時の歌舞伎界、観客や客席の様子などを詳しく語っている。少女時代の森茉莉が特に印象を受けたのは、六代目菊五郎の「いがみの権太」だそうである。現代の歌舞伎は、もっと観客と親しめるものをつくらなくてはいけないというのが二人の共通の見解。歌舞伎話の合間に、ゴダールの映画の話が入ったりするのも面白いところ。
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・お化けが出そうで出ない
音楽 |
三宅榛名 |
「アイヴスを聴いてごらんよ」
初出誌:音楽の友・68・9月号
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作曲家・ピアニストの三宅榛名との対談。森茉莉は、現代音楽をモーパッサンの「オルラ」に例えている。森茉莉は、この対談の前に武満徹とも対談して大分困らせたようで、その話がよく出ているが、三宅榛名も少し困っていたかもしれない。
森茉莉は、文章を書くというのは、自分のことを意地悪に見つめていなくてはならないと語っている。執筆途中の「甘い蜜の部屋」のモイラの話題もでているが、自分の最高傑作は「贅沢貧乏」であると言って、三宅榛名が「恋人たちの森」しか読んでいないことを残念がっている。森茉莉としては「恋人たちの森」は自分の作品のなかではつまらない(映画向きだとは言っている)と話しているのが、意外で興味深い。
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